
我が家の台所には、
塩麹と一緒に、いつも醬油麹があります。
どちらも特別なものではありません。
でも、どちらもあると、
少し安心できる調味料です。
塩麹を作ろうと思った時、
一緒に作ったのがこの醬油麹でした。
当時はアメリカに住んでいて、
日本食スーパーで麹を見つけたのがきっかけです。
それからずっと、我が家の台所にある定番のひとつになっています。
*醬油麹の材料*(作りやすい分量)
・米麹 200g
・醬油 200~250ml
醬油は、できれば
原材料がシンプルなものを選ぶと、
よりやさしい味に仕上がります。
*醬油麹の作り方*
1.ボウルに米麹を入れ、手で軽くほぐします。
2.醬油を加えて、麹とよく混ぜます。
3.清潔な保存容器に入れます。
4.常温で1日1回かき混ぜながら、夏は約1週間、冬は10日~2週間程置きます。
麹がやわらかくなり、とろっとしてきたら完成です。
完成したら、冷蔵庫で保存します。
私は塩麹と同じくよく使うので、
小さな瓶に入れて台所の手の届くところに置いています。
我が家での使い方
醬油麹は、普段の醬油の代わりに使うことが多いです。
例えば、
・お肉の下味
・野菜炒め
・卵かけご飯
・野菜の和え物
・冷奴
・納豆
ほんの少し加えるだけで、
味に丸みとコクが出ます。
いろいろな調味料を足さなくても、
自然と味が整います。
納豆は醬油麹でいただくと、付属のタレはいらなくなります。
我が家の夏の定番副菜は、
きゅうりの醬油麹和えです。
乱切りにしたきゅうりを醤油麹で和え、あればかつお節やごまをトッピングします。
ごま油を少したらしても美味しいです。
醬油麹を塩麹に置き換えても美味しいです。
少しとろっとしているので、台湾まぜそばのような汁なし麺にする時には、
麺によくからむので必ず使います。
忙しい日の台所で
毎日きちんと料理をするのは理想だけれども、
簡単なことではありません。
忙しい日もあれば、
疲れていてできるだけ手をかけたくない日もあります。
そんなとき、醬油麹があると少し気持ちが楽になります。
野菜を切って炒めて、
少し加えるだけでちゃんと美味しくなる。
わざわざ市販のタレを買わなくてもちゃんと整う。
そんな感覚があります。
シンプルでも満たされるということ
いろいろ足さなくても、ちゃんと美味しい。
それって忙しい毎日の中では、とても大事なことだと思います。
調味料が増えていくと、
どこかで「これも足さなきゃ」
と思ってしまうこともある。
でも、シンプルなもので整うと、
それだけで十分だと思えるようになります。
台所に小さな発酵を
塩麹も醬油麹も、
時間をかけてゆっくり変化していきます。
材料をそろえて仕込めば、
あとは発酵の力で作ってくれる。
人が何かしなくても、少しずつ出来上がっていく。
忙しい毎日の中で、
そういう時間の流れがあることが、
私は好きです。
特別なことではありません。
でも、台所にこういうものがあると、
どこか落ち着きますし、微生物が働いてくれていることに
感謝の気持ちが湧いてきます。
もう出来上がっている醬油麹も売っていますが、
もし麹を見かけたら、
一度作ってみるのも楽しいかもしれません。
塩麹と一緒に仕込むと、
台所に少し発酵の時間が流れます。
そんな時間も暮らしの中の小さな楽しみのひとつです。


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