東京が嫌いじゃないのに、田舎を選んだ理由

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東京は、今でも大好きです。

私自身は横浜で生まれ育ちましたが、中学から東京の学校に通って、
大学も就職先も東京。
両親も東京出身なので、祖父母の家も東京でした。

田舎がない、という環境で育ち、
渋谷や青山、銀座が大好きです。

結婚後も東京で過ごし、
第1子の娘が2歳までは東京で子育てをしていました。

東京での子育てには特に不満もなく、
小さな子どもがいると電車の移動が少し大変だなと感じるくらいでした。

娘が3歳になる手前に夫の転勤でアメリカ・カリフォルニアに引っ越しをしました。
そこで過ごした5年間は、私にとって大きな転機でした。

空が広くて、夏は夜まで明るくて、
街全体がゆっくりとしている。

家での夜ご飯は、夕焼けの中カラスの群れが,
お家に帰っていくのを眺めながら。

たまにビーチでサンセットを眺めながら,
友人とごはんを持ち寄って食べたり。

週末は冬以外はプールやビーチで遊び、
夜はお庭でバーベキュー。

そんな自然を感じながらの生活の豊かさを知り、
私の感覚が変化していったのだと思います。

アメリカに引っ越しをした時期も関係していたと思います。

ちょうど東日本大震災の2か月後でした。

地震の直後、原発のこともあり、
まだ小さい娘の身体に悪影響があったらどうしようと不安になりました。

あの頃は、とにかく不安でした。
小さな娘を守りたい、その気持ちだけでした。

だからこそ、アメリカに引っ越しした時は、
解放されたような気持ちになりました。

これで思いっきり娘を公園で遊ばせてあげられる。
そう思えたことに、ほっとしました。

アメリカの広い空に癒されながら、
子ども達も広い場所で,
のびのび暮らした5年間。

帰国が決まったとき、どこに住むかを考えるのは、
想像以上に難しいことでした。

当時、娘は小学2年生、
アメリカで出産した息子は幼稚園年少になる時期でした。

まだ自然を近くに感じられる場所で、
思いきり走り回ってほしい。
その気持ちが、強く残っていました。

そんな中、静岡で見つけた学校がきっかけになりました。
ここなら、私たちらしく暮らせるかもしれない。
そう思えたのが、決め手でした。

私も夫も都会育ちなので、
縁もゆかりもない場所に住むのは勇気がいりました。

田舎を選んだ、というより、
今の私たちに合う場所を探したら、ここだった。
そんな感覚に近い気がします。

東京が正解でも、田舎が正解でもなく、
そのときの自分たちに合う選択をしただけ。

もちろん東京には時々行きます。
刺激的ですし、やっぱり大好きです。

新幹線で三島駅に着いて、改札を抜け、いつもの空気を吸い込んだとき。
「ああ、帰ってきた。」
そう思う自分がいます。

たぶん、それが今の私の答えなのだと思います。

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